澁澤榮一の理念

澁澤榮一

近代日本資本主義の父。
道徳経済合一説を実践した澁澤の理念。

創業者澁澤榮一は1864(元冶元)年、のちの第15代将軍一橋慶喜に仕え、明治維新後、大蔵省の一員として新しい国づくりに深く関わります。1873(明治六)年に大蔵省を退官し、第一国立銀行を創設。それ以来、銀行業を中心に紡績、化学、ホテル、製紙、造船、ビール、ガス、電力などの約500にものぼる企業の創立・育成に力を尽くし、近代日本経済の基礎を創り上げ『日本資本主義の父』と言われました。彼のこのような活動は、「論語」の教えから利益を求める経済活動の中にも道徳が必要として道徳と経済の一致を心がける『道徳経済合一説』や、倉庫業の基本として物品を預かるために信用を重んじる『信為万事本(信を万事の本と為す)』といった信念が齎したものです。また、倉庫業は銀行・保険・運送と連携して商業上不可欠の役割であるとして「公共的」な事業であるとも言っています。

「澁澤」の名前を唯一冠した社名をもつ、私たち澁澤倉庫にはその精神が脈々と受け継がれています。澁澤榮一の「物流が経済・産業の発展の鍵となる」という予見通り、現代社会の物流は社会・経済にとって最も重要なインフラを担っています。倉庫事業から総合物流へ。時代が変わり、環境が変化しても、澁澤倉庫は澁澤榮一の理念の基、社会のための総合物流を目指し続けています。

澁澤榮一の関わった企業や団体の主な社数

金融33社・団体

主な事例
第一国立銀行設立(現在のみずほ銀行の前身)

交通 ・ 通信16社・団体

主な事例
日本郵船

繊維9社・団体
紙パルプ1社・団体 皮革1社・団体 食品3社・団体
窯業4社・団体 鉄鋼3社・団体 輸送用機器4社・団体
化学7社・団体 ガス2社・団体 電力4社・団体
建設3社・団体 取引所3社・団体 倉庫1社・団体
ホテル1社・団体 貿易2社・団体 諸商工業5社・団体
鉱業6社・団体 農林水産4社・団体 対外事業7事業
経済団体2団体

(出典サイト:公益財団法人渋沢栄一記念財団)

社章

社章の由来

澁澤榮一の生家は、現在の埼玉県深谷市にあり、農業・養蚕の他に藍玉(染料)の製造、販売も家業としていました。この藍玉の商いをするときに使用した記章が「社章」であり、澁澤家では「ちぎり」と呼んでいました。
文献によりますと、「社章」は「りうご」あるいは「ちぎり」共に正しいとのことですが、当社の昔からの言いならわしによれば、元来は糸巻に糸を巻き付けた形であって、この形が鼓を立てて横から見た形に似ているところから「立鼓(りうご)」とか、またあるいは、「社章」は漢数字の「五」が立っている形と見て「立五(りうご)」と呼ぶようになったとも伝えられています。
この渋沢家の「社章」を創業の際に、倉庫部の記章として、受渡掛りの印袢纏や倉庫の壁に使用したのが始まりで、以後「澁澤倉庫部」は通称「りうご蔵」と呼ばれていました。
倉庫部が会社組織になってからは、この「社章」を社章とし、現在に至っております。

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